平成19年度の財界研究所「財界賞・経営者賞」の贈呈式が1月10日、東京・千代田区の東京會舘で行われた。第52回の財界賞は該当者が無く、同特別賞が作家で富良野自然塾主宰の倉本聰氏に贈られ、第50回経営者賞は西田厚聰東芝社長ほか4氏に贈られた。
財界研究所・村田博文社長が「『偽』が昨年を代表する言葉となったが、今年は『信』としたい。特別賞の倉本氏は、富良野を拠点にゴルフ場を自然に戻す運動など、地球のためにという訴えを続けている行動が評価された」と紹介、ついで経営者賞各氏の受賞理由も紹介した。
この後、堺屋太一審査委員長が賞状と賞品を、花束を倉本氏の富良野塾やテレビなど関係の深い女優の竹下景子さんが贈呈。北城恪太郎元経済同友会代表幹事がお祝いの言葉を述べ、茂木友三郎キッコーマン会長が乾杯の発声をした。
☆経営者賞=西田厚聰(東芝社長)、米倉弘昌(住友化学社長)、中尾哲雄(インテックホールディングス会長兼社長)、山口多賀司(非破壊検査会長)、大沼淳(文化学園理事長)。