雑協、定期獲得で総額100万円の書店報奨 参加書店は取次経由

2009年2月25日

 日本雑誌協会は2月18日、東京・千代田区の日本雑誌会館で2月理事会を開き、09年「雑誌愛読月間」キャンペーンのイメージキャラクターにモデルの佐々木希さんを起用すること、新たに書店向けの「定期獲得コンクール」を企画することが報告された。

 「定期獲得コンクール」は、年間定期購読キャンペーン(7月1日~8月20日)参加書店の受注獲得上位書店に、最大10万円から1万円を目安に総額100万円の報奨金を提供する。参加書店は取次経由で募集する。

 第54回通常総会を4月21日に開催することを決めた。会場は東京・新宿区の日本出版クラブ会館で、総会が16~17時、雑誌公正取引協議会総会は17~17時30分。終了後に懇親会を行う。

 デジタルコンテンツ推進委員会「幹事会」の初会合が2月4日に行われた。

 各幹事が現状についての意見を述べ、今後の方向性を▽各委員会との連携▽デジタルコミック協議会の検討状況と連携▽デバイスの変化に対応できるような生産工程の革新▽権利処理の手間、コスト問題▽プラットフォーム、プロトタイプの研究▽総務省のデジタル提案募集への応募▽新しい雑誌の課金モデル追及―などに取り組んでいく。

 九州雑誌センターの古紙処理料改定が報告された。7円から4円に改定され、実施期日は2月21日処理分から。同センターが古紙処理を依頼している藤川紙業から、同センター宛に改定の申し入れがあったため。