太洋社の第19回すいか祭りは7月11日、東京・文京区の本社内特設会場で「Enjoy Communication」をテーマに開かれ、テーマの頭文字のEとCOから”エコ”に焦点を当て、省エネを際だたせた。
当日は書店71法人113人、出版社83法人129人など総勢247人が出席。國弘晴睦社長は6月30日で終了した第56期決算について「売上高は前年比5・3%減の418億9000万円、返品率は40・1%。ただ営業利益は増え、経常利益は微増、当期利益はプラスの減収微増益」と報告。
57期は「売上高は前年比3%増の433億5000万円、返品率35・6%が目標」と述べた。
さらに、自社の企業理念が社員に正確に伝わっていないとして、”全てがお客様のために”を追求できる社員教育、人事改革、組織変更の準備の年にしたいと強調した。
また、出店状況で同社は帳合変更で29店が移動し、5913坪減少したと説明した。
会場ではコミック、児童書コーナー、鉄道、天文、エコブック&グッズ、LED製品紹介、新商材提案の各コーナー、さらにエコ料理、縁日、飲食の各イベントコーナーが人気を呼んでいた。
6階会場には「BOYS LOVEの売場作り」をテーマに担当者が講演。手作りPOP、エコ川柳展示コーナーでは人気投票も行った。MDニュースオンライン紹介コーナーも人気を集めていた。
エコ関連で國弘社長はあいさつの中で、ペットボトルキャップ集めでワクチンと交換する「チームマイナス6%」に参加し44・12人分を確保したほか、エコデイを毎月10、20日に設定し、消灯する省エネに協力すると述べた。