角川春樹事務所、新女性誌創刊へ 『Popteen』増刊から独立

2010年2月22日

 角川春樹事務所は4月17日、月刊女性ファッション誌『PopSister(ポップシスター)』を創刊する。これまで月刊『Popteen』増刊として、昨年4、8月の2回刊行したが、今回月刊誌として独立創刊する。

 読者ターゲットは20代前半の女性、A4変型判、中綴じ、発行部数は20万部の予定。定価500円。

 月刊『Popteen』は40万部発行、平均読者年齢は17歳だが、新雑誌は『Popteen』を卒業した「20歳を過ぎてもおしゃれを楽しみたい」、「渋谷でも原宿でも買い物をする」読者が対象。「大人で欲張りな『渋原系ファッション』やビューティー」を取り上げるほか、人気モデルも登場する。

 また、創刊記念として、同社が刊行する、『Popteen』、『BLENDA』(月刊)、『美人百花』(偶数月刊)を含む女性誌4誌の増売企画も実施する。

 取り組みの意思がある書店を対象にするが、チェーン書店の場合は個店単位の参加となる。対象商品は4誌とも4月発売号。対象期間は『PopSister』、『Popteen』、『BLENDA』の3誌が発売から60日間、『美人百花』は同90日間。

 報奨金達成基準および報奨金額は、『PopSister』が完売の場合1部につき50円、『Popteen』、『BLENDA』、『美人百花』はいずれも返品10%以内を達成した場合、1部につき30円を支払う。

 原則的に書店の実績に応じた、取次からの配本数を販売することを条件とし、販売実績は実施期間終了後、取次の送返品データで集計する。

 『PopSister』の宣伝展開は、JR山手線、大阪地下鉄への中吊り、JR原宿駅貼ジャック、渋谷駅前屋外看板、取次週報、業界紙への広告出稿を行う。