日本食糧新聞社(今野正義社長)は9月12日、「日本食糧新聞・創刊70周年記念感謝の集い」を東京・港区の明治記念館で開き、食品業界を中心に多勢の関係者が参加して盛大に行われた。 記念式典の冒頭、今野社長は「昭和18年1月1日の創刊以来、業界の『提言紙・世論紙・応援紙』の役割を担い、専門紙では珍しい1万号も達成、10700号を超えるまでになった。この間、基本方針『食の指針紙』をもとに、昨年の東日本大震災以降は『応援紙』の役割も果たした。古希を節目に、業界、地域、社会貢献はもちろん、食の専門紙として情報感激、知的感激の提供をしたい」と述べた。 さらに新しい行動指針として、「これまでの新聞の『紙面』から、パソコンやウェブの『画面』、さらに展示会や研究会などの『場面』という3つの『面』を備えた食の総合先端メディアサービス集団の形成を目指す」と、食未来への新たな決意を示した。 来賓として、郡司彰農林水産大臣、食品産業センター・正田修会長、日本加工食品卸協会・國分勘兵衛代表、日本チェーンストア協会・清水信次会長が祝辞を述べたあと、創刊70周年を記念して、国際連合世界食糧計画WFP協会への活動資金の贈呈が行われた。 感謝祝賀パーティーは、鏡開きに引き続き、食品産業文化振興会・鈴木豊会長が乾杯の発声、和やかな懇談に移った。 なお同紙は、6月30日付で58ページの記念特集を、9月12日付で通常号24ページに記念特別号12ページを発行した。