熊本地震で被害が大きかった熊本県上益城郡益城町で唯一の新聞販売店である熊日益城販売センターは、ライフラインが損壊するなか、同センターの松岡毅会長(前熊日会会長)と三ケ道範所長が中心になって配達網を維持するために懸命に取り組んでいる。 夜間に前震が発生した4月14日の翌15日は、約5700部のうち6割程度を配達できたが、16日は未明に発生した本震のため従業員全員が自宅やライフラインの損壊により被災し、勤務不可能になった従業員が多かったことから配達不能となった。 しかし、翌17日は避難所にのみだが新聞を配達することができ、18日は約1500部を配達した。松岡会長は「人的被害が無かったのは不幸中の幸い」と話している。