【海外レポートアメリカの書店?】パワーハウス・アリーナ

2016年6月8日

THE POWERHOUSE ARENA(パワーハウス・アリーナ)

出版社が経営するオシャレな書店

 同名の出版社が入居する築100年の倉庫だった建物で2006年から運営されている写真集などを扱う店舗。約140坪。2012年の超大型ハリケーン・サンディで浸水被害を受けたが5日間で再開した。夏には地域外からの来店客も多く、春から秋にかけては多いときで1日200~500人が来店する。

 広いスペースを活かして写真の展示や、出版パーティーや写真家のイベントなどを週4回程度行う。そのため、什器は可動式になっている。

 従業員はオーナーのほか、マネージャー2人、経理担当者と広報担当者、編集者、グラフィックデザイナーが各1人、あとはフリーランスが関わっている。これまでに約500点の写真集を刊行してきた。

 以前はもっと狭いスペースで小さな事務所と空きスペースで写真集の展示などをしていたが、開発が進んでるこの地域で長期間リースできる場所があったので移った。建物のオーナーたちがアートの町にしたいと考え、良い条件を出してくれている。周囲には劇場やレストランなどが増えている。(星野渉)

所在地=37 Main St, Brooklyn, New York 11201