朝日学生新聞社と東洋経済新報社は2017年1月1日から、両社初のコラボレーション企画「未来を見に行こう:現場編」を始める。この企画は、「朝日小学生新聞」創刊50周年施策の一環として立ち上がったもので、“子ども”と“経済”というそれぞれ専門も読者層も異なる朝日小学生新聞と「週刊東洋経済プラス」が、未来の技術をテーマに企業に共同取材する。 連載は17年元日号の「宇宙エレベーター」(大林組)を皮切りに、年間で全10回程度、朝日小学生新聞(日刊、8ページ)の紙面に掲載され、週刊東洋経済プラスにも登録不要の無料ページとして転載される( http://tkplus.jp/sc/specialcontents/asahi-es/ )。朝日小学生新聞の記事が大人向けの他媒体に本格的に転載されるのは、この企画が初めて。 全国と海外約520人の朝小リポーター(子ども記者)からのアンケートを基に、東洋経済の「会社四季報」記者チームも協力。宇宙、医療、AIなどさまざまな「未来の技術」に奮闘している企業を取材先としてセレクトする。 選ばれた子ども記者代表は、小学生の質問を取材先に投げかけ、そこに週刊東洋経済プラス編集長がサポートし、記事に“経済”の視点を加えることもコラボレーションのポイントだ。週刊東洋経済プラスの特集ページでは、朝日小学生新聞の記事を転載するとともに、過去121年分の「週刊東洋経済」や「会社四季報業界地図」などからの関連情報も紹介する。子ども記者と取材した企業を通して業界全体を俯瞰。ビジネスパーソンにも読み応えがありコンテンツとする。 今回の連載には、ビジネスパーソンである保護者と小学生が、未来や企業、経済について話をしたり、また、企業が子どもの未来について改めて考えたりするきっかけになればという両社の思いが込められているという。 朝日学生新聞社と東洋経済新報社はこの企画を通じ、難題山積み、先行き不透明な今だからこそ「未来」というキーワードで子どもと企業をつなぎ、未来を面白くすることをともに目指すとしている。