読売にスペインの財団賞 ダリ展など文化紹介貢献

2017年2月17日
 スペイン文化を広く日本に紹介したとして、読売新聞グループ本社が「西日(せいにち)財団賞」を受賞した。2月10日、東京・千代田区の本社で、山口寿一社長がゴンサロ・デ・ベニート駐日スペイン大使から受賞決定を伝える書状を受け取った。

 同財団は2001年にスペインと日本の交流を目的に設立され、友好促進に貢献した団体や個人を11年から表彰している。読売新聞はプラド美術館展やダリ展を主催し、スペイン芸術の普及に貢献してきた点が高く評価された。

 同財団のジョセップ・ピケ・イ・カンプス理事長名の書状には、「(読売新聞は)文化遺産普及という意味で、日本で最高峰に位置する」と賛辞が記されている。

 デ・ベニート大使は「読売新聞は文化の普及に積極的に取り組んでいる。展覧会は成果を上げており、感謝している」と謝意を述べ、山口社長は「(成功は)プラド美術館にあるような素晴らしい絵画のおかげ。今後も文化交流に力を尽くしたい」と応じた。