読売新聞東京本社100%出資の「マロニエゲート」が運営する東京・中央区銀座の商業施設「マロニエゲート銀座2&3」が3月15日、グランドオープンした。20~40歳代の働く女性や、流行に敏感な子育て世代の母親らを主な顧客層に据える。銀座マロニエ通りを挟んで隣り合う「マロニエゲート銀座1」とともに3館体制での営業で、銀座地区の活性化にも貢献する。15~20日の6日間の来店は、前年同期の約1・7倍の17万2807人に上ったという。 「2&3」は、旧プランタン銀座の本館・別館として昨年末まで営業していた。仏プランタン社との商号・商標契約の終了を機に、内装の刷新やテナントの入れ替えを進めていた。新規出店32店を含む123店が入る。6階で営業していた家具の「ニトリ」は5~6階の2フロアに増床し、ファッション雑貨の品ぞろえを充実させた。 「マロニエゲート銀座2」の正面口には、生花とデジタルサイネージ(電子看板)を組み合わせた華やかな「ハナドケイ」が設置され、銀座の新たな待ち合わせスポットとなっている。店内には、女性専用のドレッサールームが設けられ、買ったばかりの服に着替えて出かけることもできる。 初日の15日は開店前から約1000人が列を作り、10時半にファンファーレで客を出迎えた。2児の母親でもある女優の三倉佳奈さん(31)がテープカットに加わった。三倉さんは「子供連れのママにとっても優しい施設になっている。きれいになりたい女性に愛されるお店になってほしい」と話した。