産経新聞が「ふくのわプロジェクト」 衣類のリユースでパラスポーツを応援

2017年4月19日
  産経新聞社は、「まだ着られる衣類」をリユースして、障害者スポーツ(パラスポーツ)を支援する「ふくのわプロジェクト」を実施している。その一環として、4月20~26日の7日間、東京・千代田区大手町の東京サンケイビル地下2階に衣類回収ボックスを開設して、協力を呼び掛ける。平日のランチタイムには、オフィシャルパートナーの富士紡ホールディングスの協力でチャリティーバーゲンも開かれる。
 
 「ふくのわプロジェクト」は、家庭や職場などに眠っている「まだ着られる衣類」を集めて専門業者に買い取ってもらい、主に海外のマーケットで販売し、衣類のリユースを促進するとともに、収益金を日本財団パラリンピックサポートセンターに寄付し、パラスポーツを応援しようという取り組み。 「ふくのわ」とは「服の輪」「福の輪」「布久(布がリユースされ長く使われますようにという願いをこめた造語)の輪」の三つの意味が込められている、産経新聞社の造語だ。  

 2016年度の東京都環境局の「持続可能な資源利用に向けたモデル事業」に選ばれ、半年前、本格的にスタートした。これまでに多くの企業・団体、パラスポーツ選手らからの寄付を受けたほか、衣類回収ボックスを設置するなど、各地でイベントを開催している。今年4月17日現在、寄付を受けた衣類の総量は8596キロ、衣類のリユースによる募金金額は37万7498円になった。 

 東京サンケイビルの回収ボックス設置は昨年11月に続いて2回目で、開館中は土日を含め回収している。期間中の平日11時30分~13時には、富士紡ホールディングスの協力で、ブランド物のハンカチや下着類などを格安で販売するチャリティーバーゲンも開催され、この売り上げもすべてパラスポーツの支援に寄付される。 

【 開催概要 】
◆場所=東京サンケイビル地下2階プロモコーナーII(東京都千代田区大手町1-7-2)
◆日時=2017年4月20日~26日(終日設置、最終日は17時まで)
◆回収可能な衣類=まだ着られる衣類(帯、ネクタイ、スカーフ、手袋、水着なども可)。洗濯またはクリーニング済みのものをビニール袋などに入れて持参。
◆回収不可の衣類=破れやシミ、ボタン破損などダメージのある衣類。制服、作業着。 

問い合わせ先は産経新聞社企画プロデュース部・電話03(3275)8656