日本新聞博物館(ニュースパーク)、神奈川新聞社、テレビ神奈川などが主催する写真展「激動昭和の時代を駆け抜けた銀幕のスターたち─生誕100年 写真家・早田雄二の世界─」が7月1日から、横浜市の同館で開かれる。これに先立ち5月22日、写真展開催の記者発表が同館で行われた。 同展では、映画雑誌『映画の友』『映画ファン』の専属カメラマンとして活躍した早田雄二氏が撮影した昭和のトップスターの写真約100枚を展示する。また、映画界が活況を呈した時代を写真パネルや年表で紹介、20世紀の日本映画の歴史を振り返る。10月1日まで。なお、同展は東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年まで全国の都道府県での巡回展を予定している。 記者発表で、日本新聞協会・川嶋明専務理事があいさつ。「戦後、人々の暮らしが豊かになっていく中で、日本の文化の礎になってきたのが映画だ。新聞もまた映画の発展と手を携えて、戦後の日本を支えてきた。この写真展から、日本の一つの時代の息吹を感じとってもらえれば幸いだ」と語った。 記者発表には、テレビ神奈川・三好秀人常務取締役、神奈川新聞社・青木晋デジタルビジネス局長らも出席。同じく主催者で同写真展実行委員会の本橋奈枝子代表が「会期中はシンポジウム、ワークショップ、映画上映、スターたちのヘアメイクといったイベント開催も調整中。子どもから年配の方まで楽しんでもらえるような写真展にしたい」と話した。