公益社団法人東京広告協会は12月6日、第37回(2018年)「東京広告協会 白川忍賞」選考委員会を開き、博報堂チーフクリエイティブオフィサーの宮崎晋氏に同賞を贈ることを決めた。同賞は1947年に設立された日本広告会(現・東京広告協会)の初代理事長である故白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務取締役等歴任)より贈与された寄付金をもとに、82年に制定されたもので、同氏の広告界における卓越した業績を讃えて、毎年広告の発展向上に貢献した業績や活動に対して贈られる。 宮崎氏は、半世紀にわたり広告クリエイティブの最前線で話題作を生み出し、企業の広告活動の健全な発展に貢献するとともに、日本各地の地域活性化プロジェクトや大学における後進の育成に取り組み、社会や産業界にクリエイターとして大きな役割を果たしてきたことや、ACC CMフェスティバル審査委員長をはじめとする数々の広告賞の審査に関わり、永らく広告業界の発展を支えた功績が評価された。 贈賞は、2018年2月22日、東京・千代田区の帝国ホテルで開かれる第90回定時総会の席上行われる。 宮崎 晋(みやざき・すすむ)氏略歴 1945年生まれ。1969年博報堂入社。第三制作局長、第二MD(マーケットデザイン)局長などを経て2002年取締役常務執行役員MDU長、06年常務執行役員チーフクリエイティブオフィサー、09年専務執行役員チーフクリエイティブオフィサー、12年チーフクリエイティブオフィサー顧問