スペクティ、ロイターと動画分野で事業提携

2019年7月8日

 SNS上の投稿からニュース性の高い情報を自動収集し報道機関などに提供するSpectee(スペクティ)は7月3日、イギリスの国際通信社ロイターが運営する「ロイターコネクト」と動画コンテンツ分野で事業提携契約を結んだと発表した。

 

 今回の提携により、ロイターのニュースを利用する報道機関に向けて、スペクティが収集したUGC(User GeneratedContent)動画の提供が可能となる。また、スペクティがこれまで培ってきた、日・英・中・仏・スペイン語など複数言語による世界中の投稿者との交渉や権利処理、事実確認のノウハウを生かして情報を届けるとしている。

 

 スペクティは、AI(人工知能)を活用したリアルタイム速報サービス「Spectee(スペクティ)」を通じて、ツイッターなどのSNSに投稿された事件・事故・災害などに関連する情報をリアルタイムで収集。報道機関・官公庁・自治体などに情報配信サービスを提供し、2019年7月1日時点で国内契約社数は約260社。また、海外メディアなどへのスペクティ導入を積極的に進めており、20年をめどに国内売上と海外売上の割合を50:50とする目標を掲げている。

 


※UGC:User Generated Contentの略、一般ユーザーが撮影した動画や写真