秀和システムは７月12日取次搬入で、長江貴士氏による新刊『このままなんとなく、あとウン十年も生きるなんてマジ絶望』を刊行した。長江氏は元さわや書店の店員で、２０１９年に大阪屋栗田入社。書店員時代には、書籍の表紙・タイトル・内容をオリジナルカバーで隠して販売した企画「文庫Ｘ」を実施し、全国の書店で話題となった。
同書は大学中退や引きこもりを経験した長江氏自身が、これまで感じてきた「息苦しさ」や、生きていくうえでの「しんどさ」と向き合い、どのように考え、いかに対処してきたかを一冊の本にまとめた人生論。かつての著者と同じような悩み、違和感を抱えている若者らに向けて執筆された。
また作家・内田樹氏や森博嗣氏から「アイドルユニット乃木坂46」のメンバーまで硬軟を問わず、著名人の著作やインタビュー記事からの引用を多数収載しており、人生を生きぬくためのアドバイスやヒントなどを随所にちりばめている。
なお長江氏は８月３日に、東京・千代田区のＨＭＶ＆ＢＯＯＫＳ ＨＩＢＩＹＡ ＣＯＴＴＡＧＥで、同店の花田菜々子店長、新井見枝香氏の３氏によるトークセッション＆サイン会を実施する。このほか、出版業界関係者などとの書店イベントも企画している。
□四六判／２７２㌻／本体１５００円