日販 仙台市で「本と遊ぼうこどもワールド2019」開催

2019年7月23日

仙台市で開催された「こどもワールド2019」(写真提供=日販)

 
 日本出版販売(日販)は7月11から16日まで、宮城県仙台市の藤崎本館7階 催事場で「本と遊ぼうこどもワールド2019 第41回優良児童図書展示会」を開催した。仙台市民図書館、東二番丁幼稚園への図書寄贈、ワークショップやサイン会などのイベントが催され、6日間合計で9743人が訪れた。
 
 会場には、年齢別ブックガイド「いくつのえほん」や「日本児童図書出版協会 各社がすすめる2019年この一冊」などのコーナーに加え、仙台市出身の絵本作家・とよたかずひこさんのコーナーや「こどもプログラミング本大賞」コーナーなどを展開。
 
 

本と遊ぼうこどもワールド会場の様子(写真提供=日販)

 
 13日には、uwabamiさんのキャラストレーション&サイン会、できたくんワークショップ、14日には長谷川義史さんのえほんライブ&サイン会、15日には原ゆたかさんの新刊刊行記念サイン会が開かれた。
 
 そのほか、仙台在住の児童書作家・佐々木ひとみさんによる「仙台おさんぽかるた大会」や、「おえかきパラダイス」「缶バッジづくり」などの体験イベントも開催し、親子で楽しむ姿が見られた。
 
 11日のオープニングセレモニーであいさつに立った日販・髙瀬伸英専務執行役員は、「今年で41回目を迎えた当展示会は、次の世代を担う子どもたちが『本』に出会い、その魅力を知り、また次の世代に伝えていくことで、長きにわたって開催できるイベントになればという想いで開催している」と述べた。
 
 協賛の日本児童図書出版協会を代表して、あかね書房・岡本光晴社長は「日本児童図書出版協会会員の43社は、毎年約2000点の新刊を多くの子どもたちに届けるために出版している。手に取った本がその子にとっての大切な1冊になれば、一つ目標が達成できた」とあいさつ。
 
 さらに会場となった百貨店藤崎の毛利友昭副社長が「この展示会において百貨店が会場になるのは初めてと聞き、弊社で開催いただいたことに感謝する。藤崎は1819年に創業し、今年200周年を迎える。子どもたちはいずれ時代を担うことになる。藤崎も共に成長し、250年、300年に向けて頑張っていく」と語った。