信濃毎日新聞社は7月18日、8月1日から朝夕刊セットの月ぎめ購読料を現在の4037円(消費税込み)から4400円(同)に改定すると発表した。統合版(朝刊のみ)の月ぎめ購読料も現在の3093円(同)から3400円(同)に値上げする。コンビニ等で販売する1部売りは、税込みで朝刊130円から150円に、夕刊50円から60円にする。月ぎめ購読料、1部売りとも、10月の消費税引き上げの際に再度改定になることはないとしている。
社告によると、購読料の税抜き価格は1994年2月に改めて以来25年間、据え置いてきた。「この間、紙面の充実を図るとともに、地域の文化芸術やスポーツ活動の支援、地域貢献活動などに努めてきた」としたうえで、「しかし、新聞製作の紙代やインク代、輸送のコストが上昇、戸別配達網を支える配達員不足も深刻になっている」と説明。
「新聞社、新聞販売店ともに経営合理化や経費削減の努力を重ねてきたが、購読料の改定をお願いせざるを得ないと判断した。読者の皆さまにご負担をおかけすることは誠に心苦しい限りだが、なにとぞご理解を」と求めた。