中国新聞社の社主兼代表取締役会長で、元日本新聞協会副会長の山本治朗氏が7月26日、急性骨髄性白血病のため死去した。70歳だった。同日、新聞協会・山口寿一会長(読売新聞グループ本社社長)は、談話を次の通り発表した。
山本治朗氏のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
かねて病気療養中とうかがっておりましたが、そのご回復を信じておりましただけに、まことに残念でなりません。 山本氏は長年にわたり日本新聞協会の理事、副会長として、新聞界の発展に尽力されました。とくにNIE(教育に新聞を)活動については、その草創期から普及・促進に取り組まれ、全国展開への基盤を整備し、子供たちの学ぶ力、生きる力の育成に貢献されました。その功績に敬意を表しますとともに、あらためて長年のご尽力に感謝申しあげます。
山本治朗氏は、新聞協会の理事を1998年1月から2017年12月まで、副会長を11年7月から17年11月まで務めた。 なお、同社は8月2日に開催した取締役会で、山本慶一朗取締役を社主兼取締役とした。