北羽新報社（秋田県能代市）は８月１日から、本紙の月ぎめ購読料を２１６０円（税込み）から２５００円（同）に改定した。コンビニなどでの１部売りも10円引き上げ、90円（同）とした。
７月17日付の社告によると、これまで消費税率引き上げに伴う改定はあったが、本紙購読料の本体価格は１９９７年４月以来据え置いてきた。値上げは22年４カ月ぶりとなる。
「新聞編集・制作過程の合理化をはじめ、さまざまな経費削減努力を重ねてきたが、燃料費や資材費の上昇など新聞制作コストの増加で、新聞社の経営を取り巻く環境は厳しさを増している」と説明。 そのうえで、「当社や新聞販売店は慢性的な配達員不足に直面しているほか、配達費も増加しており、こうした状況から購読料改定をお願いせざるを得ないと判断した」と理解を求めている。