日本実業出版社は「○○力の基本」シリーズの最新作、ウジトモコ著『デザイン力の基本』を、8月中旬に初版5500部で刊行した。SNSや新聞広告の反響もあり、4刷2万部と堅調に販売部数を伸ばしており、シリーズ累計で65万部となっている。
同書は都市部のビジネス街や駅ビルの書店などで堅調な動きを見せ、発売して早々に増刷。3刷以降は、さらに広いエリアの書店に対し働きかけるなど、販促に注力している。
またデザイン書やビジネス書コーナーでの展開が効果的で、20代から40代の女性を中心に、幅広い層から支持されているという。
新聞広告、WEB、プロモで促進
宣伝戦略については、9月下旬には日本経済新聞に広告を掲出。10月下旬にも同紙の半5段にてメイン商材として広告を掲出する予定だ。
一方、WEB等でのプロモーションについては、著者のウジトモコ氏自身、これまでデザインや自らが提唱した「視覚マーケティング」に関連する書籍を多数刊行していることなどから、一定数のファンやフォロワーがついており、同書についてもブログやSNS等で積極的に情報発信したことが結果に結びついた。
またデザイン系の人気ブログやWEBデザイナーのSNSなどでの紹介、さらには「東洋経済オンライン」や「広報会議」といったメディアに取り上げられたことも追い風となった。
幅広い読者層からの支持
同書は、広報、PR、社内資料や企画書など、プロのデザイナーだけではなく、あらゆるビジネスシーンに対応したデザインの基礎をわかりやすく解説・紹介していることが、幅広い読者から支持された理由だという。
実際に「デザインの基礎が手軽に学べる」「ビフォー&アフターがわかりやすい」などの意見が寄せられており、デザインを学ぶうえでの良書として好評を博している。
□四六判/224㌻/本体1500円