第57回毎日新聞販売店主物故者追悼法要が11月20日、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山総持寺で営まれた。東京本社と北海道支社管内でこの1年に亡くなった販売店主7人の名前が読み上げられ、参列者が焼香した。
7人は、藤野裕夫さん(埼玉北部・寄居)▽相澤邦雄さん(宮城・仙台沖野)▽根本隆さん(千葉西部・大久保東部)▽井上正寿さん(山形・山形南部)▽柳沼学さん(北海道・砂川南部)▽古村賢三さん(北海道・西野)▽鈴木幸江さん(静岡・吉原)
総持寺に物故販売店主の慰霊碑が建立された1950年以降、供養された御霊(みたま)はこれまで1380柱。遺族の他、東京、北海道、中部の主要販売店主らでつくる毎日新聞東京懇話会会員、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社の幹部ら約50人が参列した。
毎日新聞社の丸山昌宏社長は追悼のことばで、「毎日新聞は2022年に創刊150年を迎える。日本の新聞界でもっとも長い歴史と伝統を持っているが、令和の時代においても社会になくてはならないメディアとして歴史を刻み続ける覚悟だ。販売店これからも手を携えて、未来を切り開いていく」と述べた。坂田一郎・懇話会長は「先人たちの思いを受け継ぎ、毎日新聞販売を発展させ、確固たる地位を築く」と誓った。
遺族を代表し、静岡・吉原販売所の鈴木幸江さんの長男、一也所長が「故人の思いを引き継ぎ、販売店の発展に全力を傾けることで、毎日新聞の繁栄につなげるという決意を新たにした」と謝辞を述べた。