東邦出版が民事再生法の適用を申請

2019年12月3日

 東邦出版は12月2日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債は19年3月期末時点で約6億8900万円。

 

 1979年に設立された出版社で、『バリバリマシンLegend』、『自然栽培』、『JAPAN CLASS』といった定期刊行物を発行するほか、競馬、スポーツ、IQ関連、自己啓発、健康、エッセイ・文芸などのジャンルで書籍を刊行し、2015年3月期は売上高約8億7100万円を計上していた。

 

 しかし、19年3月期の売上高は約7億3400万円に減少。外注費が嵩み低収益を余儀なくされ、過去の累積損失によって財務内容も債務超過の状況が続ていた。さらに11月に密接な取引関係にあったグループ会社が経営破綻したことで、法的手続きによりスポンサーを募り再建を目指す。

 

 申請代理人は山田晃久弁護士(千代田区内幸町2-2-3、弁護士法人中央総合法律事務所東京事務所、電話03―3539―1877)。