テレビ朝日ホールディングスは11月25日、親会社である朝日新聞社の2020年3月期の中間決算短信を発表した。それによると、連結決算の売上高は前年同期比2・4%減の1794億1100万円となった。営業損益は6億5300万円の黒字で、純損益も14億2800万円の黒字となり、8年連続の黒字決算となった。単体は営業損益が3億3900万円の赤字だが、不動産事業再編に伴う特別利益121億円を計上したため、純損益は128億円の黒字に。9月中間期としては3年連続の最終黒字となった。
連結業績をみると、営業利益が6億5300万円(前年同期比78・2%減)、経常利益が29億6900万円(同49・3%減)といずれも大きく減少した。親会社株主に帰属する中間純利益も、14億2800万円(同68・3%減)となった。
一方、単体決算の売上高は前年同期比0・2%増の1208億2800万円となった。営業損益は3億3900万円の赤字に。中間期で単体の営業利益が赤字になったのは、18年3月期以来となる。
経常利益は19億3300万円(同41・5%減)だったが、特別利益が大幅に伸び、中間純利益は128億100万円(同388・4%増)となった。
大株主の状況をみると、筆頭株主は「朝日新聞社従業員持株会」で、発行済株式総数に対する所有株式数の割合は25・23%(19年9月末現在)となっている。
損益計算書の概要(決算短信をもとに文化通信作成)は別表の通り。