メディアドゥホールディングスは12月2日、グループ会社のジャイブが「ネクストF」レーベルで12月から少女マンガ書籍の刊行を開始すると発表した。電子書籍配信と「ネクストF」アプリの提供は11月から開始している。
ジャイブ初の新刊書籍刊行を記念してサイン会を行う。第1弾は青月まどか氏が12月15日にアニメイト渋谷店で、第2弾は小野田みづえ氏が1月18日に秋葉原・書泉ブックタワーで開催。いずれも限定グッズや来場者限定の特典を提供する。東京以外での開催も企画している。
「ネクストF」は、いずれも紙電子累計で100万部を突破している小田原みづえ著「大正ロマンチカ」、青月まどか著「熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」をはじめとした作品を提供する少女マンガレーベル。
ポプラ社の完全子会社だったジャイブは19年8月30日にメディアドゥHDが全株式を取得し子会社となり、宙出版からネクスト編集部の「ネクストF」レーベルの事業譲渡を受けた。
メディアドゥHDは新規事業「インプリント事業」によってプロダクトアウト型の作品創造と電子書籍やPOD(プリントオンデマンド)を利用したマーケットイン型の流通をともに実現し、紙と電子を合わせた出版流通全体の拡大を目指す。
「インプリント」は欧米の出版社グループにみられる運営形態で、複数の出版レーベルやブランドを大手出版社が保有し、管理組織や在庫管理や生産管理のシステムなどを共有する出版スタイル。