第162回「芥川賞」「直木賞」の候補作発表

2019年12月17日

 公益財団法人日本文学振興会は12月16日、第162回「芥川賞」および第162回「直木賞」の候補作を発表した。選考会は来年1月15日に東京・築地「新喜楽」で行われる。

 

 「芥川賞」候補作に選ばれたのは、木村友祐「幼な子の聖戦」(すばる11月号)、髙尾長良「音に聞く」(文學界9月号)、千葉雅也「デッドライン」(新潮9月号)、乗代雄介「最高の任務」(群像12月号)、古川真人「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」(すばる10月号)の5作品。

 

 「直木賞」候補作には、小川哲『噓と正典』(早川書房)、川越宗一『熱源』(文藝春秋)、呉勝浩『スワン』(KADOKAWA)、誉田哲也『背中の蜘蛛』(双葉社)、湊かなえ『落日』(角川春樹事務所)の5作品が選ばれた。