西村書店は1月20日、『グレタのねがい 地球をまもり 未来に生きる』(ヴァレンティナ・キャメリニ著、杉田七重訳、増田ユリヤ解説)を初版1万部で発売した。同書は、気候変動に立ち向おうと世界中の人々に呼びかけるグレタ・トゥーンベリさんの物語。
2018年、スウェーデンの夏は記録的な暑さとなり、森林火災が発生。当時15歳のグレタさんは、地球温暖化を食い止める行動を取るため、学校へ行かず国会議事堂へ行き、ストライキを開始した。
グレタさんの抗議活動は、「気候のための学校ストライキ」と呼ばれ多くの人々が賛同した。その後、グレタさんは気候変動に関する国連サミット(COP24)でスピーチし、ノーベル平和賞にノミネートされた。
「大人になるまで待つ必要なんてない」と主張する、グレタさんの活動をイラストも交えながら紹介。読者は小学校高学年以上に設定し、難解な漢字にはルビをふった。
【清水誠】