西日本新聞社は1月24日、昨年末にアフガニスタンで凶弾に倒れた福岡市出身の医師・中村哲氏の特別ウェブサイト「一隅を照らす」を公開した。西日本新聞が地元紙として1980年代から取材し続けた記事、写真アーカイブ、中村医師による寄稿を集約している。
中村医師は、福岡市の国際NGO「ペシャワール会」現地代表として、荒廃したアフガニスタンやパキスタンで市民とともに人道・復興支援に尽くしつつも、2019年12月4日、銃撃され亡くなった。
特別サイトのタイトルは、中村医師が好んで使った言葉だという。中村医師の人生をたどるビジュアル年表を軸に、西日本新聞の記事、写真などを掲載。海外からの閲覧者向けに、寄稿の英訳版も後日、公開する予定。事業の継続を宣言したペシャワール会を、応援・支援するための情報も掲載している。