童心社が昨年12月19日に刊行したあかちゃん絵本『いらっしゃい』は、昨年デビュー50周年を迎えた絵本作家・せなけいこさんの最新作でもあり、売れ行きは好調だ。初版1万2000部がすぐに重版。2刷、3刷はともに3000部で、発売から約2か月で計1万8000部に達する。
作者のせなさんは、これまでに多くのロングセラー絵本や紙芝居を発表。昨年から巡回している「せなけいこ展」も大きな話題となっている。
そのせなさんの最新作『いらっしゃい』は、「おみせやさんごっこ」が題材になっている。やおやさん、さかなやさんなどかわいいおみせやさんでお気に入りを探しながら、親子の楽しいコミュニケーションが生まれる。せなさんならではの貼り絵と、「いらっしゃい」「まいどあり!」といった元気な言葉が魅力の作品だ。
同社広告宣伝グループでは「せなけいこさんのファンの方はもちろん、あかちゃんとくり返し楽しめる絵本を求めているお父さんお母さんにも支持されているのでは」と、今後の伸びにも期待している。