日販 58万人が選んだ絵本「いくつのえほん2020」、全国1236書店で展開

2020年2月17日

絵本ガイド「いくつのえほん2020」

 日本出版販売(日販)は2月10日から、年齢別絵本陳列企画「いくつのえほん2020」をスタートさせ、全国1236書店で掲載作品のコーナー展開を行っている。

 

 「いくつのえほん」は、絵本・児童書の情報サイト「絵本ナビ」の会員58万人が、0歳から5歳向けに選んだ「本当に読んでほしい絵本」を、年齢別に店頭で陳列する通年企画。15年から始まり、今年で6年目となる。

 

 「絵本は種類がありすぎて、どれを選べばよいのかわからない」「どの絵本が自分の子に向いているのだろう?」といった消費者の声に応え、長く読み継がれているロングセラーから、近年刊行された話題の絵本まで幅広く130作品を紹介している。

 

 また、小冊子の絵本ガイド「いくつのえほん2020」も全国の展開書店で配布している。絵本ガイドは選ばれた全作品の内容紹介や、「絵本ナビ」会員のママ・パパによるレビューなど、絵本選びの参考になる情報を多く掲載している。レビューによって「何歳の子どもに読んで、どんな反応があったか」ということなどがわかり、絵本をプレゼントする際の参考にしてもらう。

 

 2020年版では、巻頭にNHKの教育エンターテインメント番組「おかあさんといっしょ」の11代目歌のお兄さん・横山だいすけさんからのメッセージと、読み聞かせについてのコラムを掲載している。

 

 また、日販では「いくつのえほん2020」のほかにも、全国各地での児童図書展示会や、書店での読み聞かせ会をサポートする「おはなしマラソン」などを実施しており、「今後も、より多くの子どもたちに本の楽しさを伝えるべく力を注いでいく」としている。