道新総合印刷 輪転機更新が完了 、道央圏2工場

2020年2月26日

 北海道新聞社がグループ会社・道新総合印刷(北海道北広島市、横山聡社長)の道央圏2工場で順次進めてきた輪転機更新が完了し、2月10日、最新鋭の輪転機5セットによる印刷態勢がスタートした。

 

 今夏の東京五輪・パラリンピックに向け、道央圏に配布される北海道新聞のカラー印刷が従来より8㌻多い最大24㌻まで可能になり、印刷品質も向上した。

 

 2018年7月、本社工場で1セット目が更新され、2月10日、札幌工場(札幌市西区)で最後の5セット目が本格稼働を始めた。

 

 札幌工場の輪転機2セットは東京機械製作所製、本社工場の3セットは三菱重工機械システム製で、いずれも4×1(フォー・バイ・ワン)型。印刷の速度や色表現などの品質が向上し、原版に用いるアルミ板など印刷素材の使用量や消費電力を抑制できる。

 

 道新総合印刷の道内6工場のうち、函館工場でも既に、最大24㌻のカラー印刷が可能になっている。