大垣書店イオンモール京都桂川店の学参コーナー
学習参考書や辞典業界に大きなビジネスチャンスが到来─。４月からの新年度は５年ぶりとなる小学校の学習指導要領改訂があり、小学校英語が３・４年生で必修化、５・６年生で教科化となる。それに続き、30年前に始まった大学入試センター試験が来春から、新たに「大学入学共通テスト」に変わる大学入試改革も控えている。
受験シーズンに併せて売れ行き好調だという中学受験マンガ『二月の勝者―絶対合格の教室―』（有隣堂たまプラーザテラス店）
小学校の学習指導要領改訂では、英語の必修化、教科化、プログラミング教育など新たな分野に注目が集まっている。
また、大学入試改革では、昨年末に「大学入学共通テスト」をめぐって、その目玉の一つと言われていた英語民間試験活用のための「大学入試英語成績提供システム」の導入と、国語、数学での記述式の導入がそれぞれ見送りに。今年に入り「大学入試のあり方に関する検討会議」が設けられるなど、まだ紆余曲折が予想される。
「文化通信」は今号（2月24日付）で、「２０２０年学参・辞典」を特集。学習参考書協会・山川博昭理事長（文理）に今年の学参・辞典シーズンへの対応について聞くとともに、教育専門取次の日教販によるデータやノウハウをもとに、今年の学参・辞典市場のポイントをまとめた。
【学参・辞典特集】学参市場はビジネスチャンス 指導要領改訂と大学入試改革の年
有隣堂たまプラーザテラス店の小学生向けの学参コーナー
また、日販、トーハン、日教販、学研プラス、小学館、ベネッセコーポレーションの担当者には、今年の「おススメ商品と販売のポイント」を寄稿してもらった（2月24日付11面）。
さらに、有隣堂たまプラーザテラス店と大垣書店イオンモール京都桂川店の東西の書店に、学参・辞典シーズンに向けた増売への取り組みを聞いた。
東京と大阪で昨年末に開かれた学習参考書協会・辞典協会共催の「学参・辞典勉強会」の模様と併せて紹介する。
【学参・辞典特集】2020年の学参・辞典市場対策 教育の大変革をいかに取り込むか
【学参・辞典特集】増売に向けた書店の取り組み、有隣堂「たまプラーザテラス店」（横浜市青葉区）
【学参・辞典特集】増売に向けた書店の取り組み、大垣書店イオンモール京都桂川店（京都市南区）
【学参・辞典特集】学習参考書協会・辞典協会共催、東京と大阪で「学参・辞典勉強会」