JX通信社は2月26日、情報提供サービス「FASTALERT」に、新型コロナウイルスの感染者数速報、企業の対策動向などについて収集する特設ページを開設した。SNSにおける行政や有識者など、正確性の高い情報をAIで収集・分類。適切な対策や正確な判断の助けになる情報をリアルタイムで表示する。
中止が相次ぐ、企業のイベントやセミナー情報も収集
「FASTALERT」はAIを活用してSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を自動で収集、企業向けに配信する情報提供サービス。テレビ局や新聞社などの報道機関、警察・消防・自治体、一般企業などで利用されている。
新型コロナウイルスの特設ページでは、企業の会議やイベント、セミナー、面接などの実施可否に加え、テレワーク(在宅勤務)実施などで、迅速な情報収集と判断を求められることから、関連性の高い確度の高い情報だけを集約している。
日本だけでなく、世界各国の最新情報を現地のニュース速報と同等のスピードでチェックできる。具体的には、最新の感染者発生情報や日本からの入国制限など、企業のサプライチェーンや事業活動全般に影響を及ぼす情報を配信する。特設ページは「FASTALERT」ライセンスを持つユーザーのみが利用できる。
一般消費者向けには、同社が提供する速報ニュースアプリ「NewsDigest」で新型コロナウイルスの情報だけを集約したタブを新設すると共に、 国内最新感染状況マップを全体に公開し、情報を配信している。