実業之日本社は、そにしけんじ氏による人気歴史マンガ「ねこねこ日本史シリーズ」を映画化した「ねこねこ日本史~龍馬のはちゃめちゃタイムトラベルぜよ!~」が、2月22日に公開されたことを受け、店頭での各種プロモーションに力を注いでいる。
同日から5月31日までの約3カ月間、今回で2回目となる、書店を対象とした「ディスプレイコンテスト第2弾」を実施。書店はツイッターの公式アカウントで、「#ねこねこディスプレイコンテスト2」とハッシュタグをつけて投稿することで、コンテストに参加することができる。
また3月上旬には、全編フルカラーで構成するシリーズ最新作のコミック「ねこねこ日本史 ヒーロー&ヒロイン列伝」第1巻を刊行し、さらに4月以降も新刊刊行やイベントの開催を予定するなど、同社ではこれまで以上に同シリーズの売り伸ばし、認知拡大を図る意向だ。
一方、トーハンも映画化に合わせた店頭活性化企画を実施している。1月下旬からオンライン書店「e―hon」上で特設サイトを開設(2月29日まで)。
さらに店頭でオリジナルブックカバーを配布したほか、2月14日から3月15日の1カ月間、東京・豊島区池袋に店舗を構える、旭屋書店池袋店、三省堂書店池袋本店、ジュンク堂書店池袋本店、くまざわ書店ルミネ池袋店の4店舗で、各店舗に設置したスタンプを集めた顧客に対し、オリジナルクリアファイル(A4サイズ)を贈呈するスタンプラリーキャンペーンを実施している。
なお同シリーズは14年に第1巻を刊行して以来、好評を博し、16年にはNHKのEテレでテレビアニメがスタート。アニメ化の波に乗り、着実に読者数、読者層を拡大させ、現在ではシリーズ累計100万部を突破するほどの人気シリーズとなっている。
【山口高範】