韓国で130万部を超え、日本国内でも現在14刷15万6000部を突破しているベストセラー小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房刊)の映画が10月9日から、東京・新宿の映画館「新宿ピカデリー」をはじめ、日本全国の劇場で公開されることが決まった。
韓国では昨年10月に公開され、観客動員数3週連続1位のヒットを記録。主人公キム・ジヨンを演じる女優チョン・ユミさんと、その夫を演じる俳優コン・ユさんは『トガニ 幼き瞳の告発』『新感染 ファイナル・エクスプレス』に続き、3作目の共演で、今回初の夫婦役をつとめる。
同作は、韓国の82年生まれ女性で最も多い名前である「ジヨン」という名の平凡な女性の人生を通して、韓国のジェンダー問題を浮き彫りにし、社会現象を巻き起こした作品。
3月8日には国際女性デーも行われ、映画公開までさらに注目が高まると予想されており、筑摩書房は書店店頭での話題書展開などを呼びかけているほか、今後も販促展開を予定しているという。
【野中琢規】