光和コンピューターは書店向けにセルフPOSレジを開発し、6月のリリースに向け準備を進めている。人件費の削減や、働き方改革によって現場の労力を軽減するなどの必要に迫られている書店の要望に対応。POSハードウェアはメーカーを選ばず対応を予定しており、現金決済用にグローリー製の釣銭機を標準仕様とする。
同社担当者によると、販売価格は170万円程度を想定している。他社が販売するセルフレジはおよそ300万円が価格帯となっているという。
特徴は、TOPメニューで通常のPOSレジとして利用するか、セルフPOSレジとして利用するかを選択できるため、セルフPOSレジ専用のハードを用意しなくても初期導入コストを抑えてセルフPOSレジを導入できる。
キャッシュレス決済は、セミセルフ仕様の場合、同社が決済端末として推奨する「PAYGATE Station」をPOSレジと接続し、クレジットカード、PAY決済、Felica系決済に対応。フルセルフの場合は「StarPAY」のQR決済に対応しており、クレジット決済については決済会社ごとの対応を予定している。
同社は出版社向けの基幹システムとともに、書店に向けてレジシステム「KPOS」、バックヤードシステム「BookAnswerシリーズ」、書籍検索システム「PiTSPOT」で構成する店舗トータルシステムも提供している。
問合せは光和コンピューター流通ソリューション事業部・若井・多田、電話03(3865)1982。