JX通信社は3月26日、スマートニュース株式会社が運営するアプリ「SmartNews」に、新型コロナウイルスの地域別感染者数データの提供を開始した。これにより「SmartNews」の利用ユーザーは、地域別感染者数の情報をアプリ内で確認できるようになった。
JX通信社は、AIを活用してSNSの投稿から情報を自動収集し、企業向けに配信する情報サービス「FASTALERT」を提供している報道ベンチャー。同サービスは、テレビ局や新聞社などの報道機関、警察・消防・自治体、一般企業などで利用されている。
同社によると、新型コロナウイルスの感染者数データは、国内でも厚生労働省や自治体などにより集計方法や発表のタイミングが異なっているうえ、集計方法自体も変更されている。加えて、感染者数が増加していることから、リアルタイムに正確な数値を把握することが困難となっているという。
同社では、情報サービス「FASTALERT」の中で、新型コロナウイルスの感染状況、統計データなどを配信。また、2月16日から同社が展開するニュースアプリ「NewsDigest」上でも、新型コロナウイルス感染者数のマップ・グラフの公開を行った。
こうした情報収集・配信のノウハウをもとに、感染者数の集計データをAPIで提供。「SmartNews」では3月26日現在、同社が集計した新型コロナウイルスの最新データを、数字やグラフで確認できる。
【鷲尾昴】