共同通信社 フリー映像カメラマンがコロナ感染 「濃厚接触者に該当なし」

2020年3月27日

 共同通信社は3月23日、同社が業務委託契約をしているフリーランスの40代の男性映像カメラマンが、新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。また、翌24日には、管轄保健所から「男性との濃厚接触者に該当する者はいない」旨の判断が出されたことも発表した。

 

 同社によると、男性は芸能ニュースの映像取材・編集を行っている。17日から熱が下がらず、19日に都内の病院に入院。保健所によるPCR検査で、23日に陽性と判明した。

 

 同社は、社内で男性が立ち入った場所の消毒を実施。男性の近くで業務をしていた同社職員らに症状はなかったが、自宅待機するよう指示した。

 

 翌24日には、管轄保健所から「男性との濃厚接触者に該当する者はいない」旨の判断が出されたと発表。同社では、男性の発症後の行動や接触者、接触状況などの情報を保健所に提供し、判断を仰いでいた。

 

 その結果、「この間の取材相手先を含め、濃厚接触者には該当しない」とのことだったという。男性と一緒に取材をしていたカメラクルーや、座席が近い職員らを自宅待機させていたが、保健所の判断を受けて順次復帰させるとした。

 

 同社は「当面は、男性と同一職場の職員らにマスクを着用させ、体調などのチェックに万全を期す。今後とも、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めていく」とした。