朝日新聞社は4月4日、朝日新聞東京本社に勤務する編集局の30代の女性記者が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。記者は3月28日朝から本社で勤務していたが、においを感じないなどの症状が出たため帰宅し、自宅療養していた。31日に保健所と相談して4月1日にPCR検査を受け、陽性と判明した。
同社によると、記者は主に内勤で、3月28日の前には23日に出社していた。在宅勤務も利用し、最後に外部の人と直接対面して取材したのは2月23日だった。
同社は「当該記者の職場や立ち寄り場所の消毒、同じ職場の社員の健康観察など適切な対応をとっている。関係機関と連携し、社内周知している手洗いの徹底や会食の自粛、休日の不要不急の外出を控えるなど、引き続き感染予防に努める」としている。