【新型コロナ】日販 書店の状況に応じて業務継続、緊急事態宣言の発令受け

2020年4月8日

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府が東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令したことを受けて、日本出版販売(日販)は4月7日20時、新たな業務体制を発表した。同社は取引先書店の営業中止等がある場合、配本等で個別に相談・対応すると内容を更新。取引先の稼働状況で、発表した対応に変更が生じる場合は、あらためて案内を行うとしている。


 同社はホームページで、①物流センターは取引先書店の営業状況に応じ、引き続き業務を行う②各支社・支店(営業所)は、メールや電話等を中心とした営業活動を継続。また、各カスタマーセンターも稼働を継続する。(ただし、今後の状況によっては、電話・FAXの受付時間の短縮及び一時休止の可能性があり)③雑誌と書籍の仕入受付は、対面での商談を控えるなど、現在の体制を継続しつつ稼働。取引先書店の営業中止等がある場合は状況に応じて配本等、個別に相談・対応を行う――と発表。


 同社は緊急事態宣言の発令に伴い、対象の7都府県だけでなく全国の事業所で、従業員の「在宅勤務」「時差出勤」を拡大する方針を示している。