講談社は4月14日、コロナウイルス感染拡大と政府の緊急事態宣言等を受け、漫画雑誌の増刊誌とオリジナルの電子雑誌について、1号分の刊行および配信を延期すると発表した。
延期の対象となる漫画雑誌10誌は、『モーニング・ツー』(4月22日発売号)、『姉フレンド』(5月1日配信号)、『ヤングマガジンサード』(5月7日発売号)、『good!アフタヌーン』(5月7日発売号)、『別冊少年マガジン』(5月9日発売号)、『月刊ヤングマガジン』(5月20日発売号)、『ハツキス』(5月25日配信号)、『comic tint』(6月5日配信号)、『ハニーミルク』(6月10日配信号)、『マガジン R』(6月20日配信号)。
また、コミックDAYS、マガジンポケット、Palcy など同社のプラットフォームで配信している作品についても、一部更新を順延するとしている。
同社は編集、製作、流通へと連なる出版活動にも影響が及んでいるとし、「これ以降しばらくは、通常どおりの刊行を維持できない状況となる見込み」と説明。そのうえで、「漫画作品をご愛読いただいている読者の皆さま、また、発売・配信を延期する媒体にご寄稿いただいている著者の皆さまには、まことに申し訳ございません」とのコメントを発表し、対応への理解を求めた。
また、15日には『小説現代』6月号の刊行日を変更すると発表した。5月22日発売予定だった『小説現代』6月号は、刊行形態を『小説現代』6・7月合併号とし、6月22日に刊行する。
【鷲尾昴】
【訂正とお詫び】
4月15日に掲載した「講談社 社員が新型コロナ感染」を伝える記事で、雑誌の発売延期と因果関係があるかのような誤解を招く表現がありました。
すでに該当部分の見出しと本文は訂正しております。関係者並びに読者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。