紀伊國屋書店は5月11日、学術電子図書館サービス「KinoDen(Kinokuniya Digital Library)」で、追加費用なしに電子書籍への同時アクセスを最大50アクセスまで、拡大して提供すると発表した。拡大措置は7月31日までの期間限定。
対象となるタイトルは、2018年1月から各図書館が標準の同時1~3アクセス価格で購入した電子書籍のうち、出版社が今回の取り組みに許諾した指定タイトル。同時アクセス数は出版社により10~50に設定されている。
この措置は、大学のキャンパスへの入構禁止等に伴い利用者が必要とする図書館資料へのアクセスが制限されていることに対して、「KinoDen」のオンラインアクセスの拡大により、利用者を支援することを目的としている。
「KinoDen」は24時間インターネットブラウザから電子書籍にアクセスでき、指定の無料アプリを利用することで個人の本棚機能やしおり、マーカーなどの機能も提供している。
参加出版社は以下の各社。
共立出版、白水社、みすず書房、日本経済評論社、大月書店、森北出版、勉誠出版、税務経理協会、中央経済社、慶應義塾大学出版会、白桃書房、ゆまに書房、文眞堂、かもがわ出版、日外アソシエーツ、オーム社、東京堂出版、裳華房、勁草書房
東京大学出版会、樹村房、研究社、原書房、吉川弘文館、大修館書店、建帛社、早稲田大学出版部、平凡社、大阪大学出版会、中山書店、明石書店、日本医事新報社、彰国社、文学通信、ネットアドバンス、春秋社、創元社
インターメディカ、和泉書院、女子栄養大学出版部、出版メディアパル、メジカルビュー社、メヂカルフレンド社、メディカルレビュー社、医療科学社、明誠書林、PHP研究所、関西大学出版部、彩流社、工作舎、詩想舎、シービーアール
新日本法規出版、FOM出版、黎明書房、世界思想社、北隆館、インプレス、看護の科学社、近代科学社、朝倉書店(2020年4月30日現在)