講談社『もったいないばあさん』アニメ化し6言語で無料配信

2020年6月11日

 講談社は6月5日、世界の子どもたちに環境問題を考えてもらうため、真珠まりこ『もったいないばあさん』を6言語でアニメ化し、世界に向けて無料配信すると発表した。配信するチャンネルは、講談社えほんチャンネル(YouTube)、ボンボンアカデミー、いちなるTV、フル☆アニメTV、anime manga official(海外専用)。

 

 配信する作品と配信予定日は「もったいないばあさん かわをゆく」(6月5日)、「もったいないばあさん」(6月12日)、「もったいないばあさんの いただきます」(6月19日)、「もったいないばあさん まほうの くにへ」(6月26日)。

 

 

200610もったいないばあさんロゴ 4色のサムネイル

プロジェクトのロゴ

 

 『もったいないばあさん』は2004年に刊行を開始し、17作品累計で100万部を超える人気シリーズ。韓国やベトナム、中国、フランス、インドなど海外でも翻訳出版されている。

 

 同社は環境省との共同プロデュースのもと、世界の子どもたちへ日本語の「もったいない」(4R=Reuse、Reduce、Recycle、Respect)の大切さを伝える同シリーズ4作品をアニメ化し、6言語(日本語、英語、フランス語、スペイン語、中国語、ヒンディー語)の吹き替えで無料配信する。声優は女優の戸田恵子さんが担当した。

 

 アニメ制作にあたっては、廃棄プラスチックを無くす活動を行っている非営利団体AEPW(Alliance to End Plastic Waste)の協賛を得ているほか、プロジェクトの賛同企業であるANAホールディングス、セブン―イレブン・ジャパン、大日本印刷、東京放送ホールディングス、TOTO、日本コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンの7社がアニメのプロモーションに協力する。