世界文化社が6月1日に発売した女性月刊誌『家庭画報7月号』の売れ行きが好調だ。同号は「日本の絶景遺産」と題し、日本全国47都道府県の未来に伝えたい“えもいわれぬ景観”を美しく迫力ある写真と動画(QRコード付き)で特集している。発売直後から話題を集め、書店では売り切れが続出。追加発注が相次ぎ、完売を達成した。
『家庭画報』は「夢と美を楽しむ」ライフスタイルを提案し、 “伝統文化”や “旅”などをテーマとして展開するビジュアル誌。日本雑誌協会発行のマガジンデータによると、印刷証明つき部数は約10万部となっている。
完売した7月号には特集「不安な時代を乗り切るメッセージ 心をつなぐ言葉」も掲載し、未曾有の時代を生き抜くヒントを模索。ダライ・ラマ法王14世をはじめ、識者7人がメッセージを寄せた。
同誌・千葉由希子編集長は、「今年の春は長い外出自粛となったが、そんな時にも読者の笑顔を思い浮かべ『自宅にいながら、誌面を旅していただけますように』――そんな思いで編集した」とコメント。
読者に対して「今号のどのテーマにも通じて浮かび上がった言葉は『思いやり』。偉大な自然の力と人間の優しさを再発見した特別な号を、多くの人が手にとってくれた。とてもありがたく思う」と感謝をつづった。
8月号は『家庭画報』創刊750号記念
特別企画「昭和・平成遺産」 羽生選手フォト付録も
また、7月1日発売の8月号で同誌は創刊750号記念を迎える。同号の特別企画「昭和・平成遺産」では、創刊から見つめてきた、後世へ伝え継ぎたい日本の暮らし、日本の知恵を特集した。
綴じ込み付録「メモリアルフォト特集 羽生結弦 栄光の軌跡」では、2011年12月号から直近20年3月号のなかで、特に反響の大きかったフィギュアスケーター羽生結弦選手の写真を集めたメモリアルフォトを収録している。