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在宅期間中に大学生がお金をかけたカテゴリーとして「書籍・コミック・雑誌」が上位に
楽天が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は7月3日、「在宅期間中の学生生活に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は「楽天市場」の会員プログラム「楽天学割」の会員を対象とし、回答者4302人のうち大学1年生から4年生の学年を選択した3336人の回答を集計。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた今年3月から5月の在宅期間中、お金をかけた商品・サービスカテゴリーについて聞いたところ、各学年の回答で「書籍・コミック・雑誌」が最多もしくは2番目となった。
また、「楽天学割」と「楽天ブックス」の双方を利用する大学生の購買データをもとにした「大学生の学年別書籍ランキング」も発表。大学3年生では就職活動対策の書籍が大半となり、全体では語学・資格取得対策用の書籍がトップ10の多くを占めた。
大学1・2年生は「書籍・コミック・雑誌」
大学3・4年生はデリバリー・テイクアウト、自炊などの食事に
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今年5月21日から5月28日までの期間の回答をもとに集計、回答数(n)は複数回答の合計
大学1年生から4年生までの「楽天学割」会員を対象に実施した「在宅期間中の学生生活に関するアンケート調査」において、3月から5月までの在宅期間中に最もお金をかけたものを聞いたところ、「書籍・コミック・雑誌」が、大学1年生・2年生の回答で最多となった。大学3年生・4年生では、デリバリーやテイクアウトなどを含む自宅での食事に次いで2番目となっている。
「書籍・コミック・雑誌」の推移
4月の売上は前⽉⽐2.2倍、書籍単体は前⽉⽐2.4倍に
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2月1日から5月31日までの期間に販売された「本ジャンル」(「漫画(コミック)部門」を含む)と、「雑誌ジャンル」の販売データをもとに集計
また、購買データをもとに「大学生の書籍・コミック・雑誌の売上推移」を分析したところ、特に在宅が推奨された直後の4月の売上は前月比2.2倍となり、書籍単体では売上増加率が同2.4倍と最も伸長した。
大学生の学年別書籍ランキング、語学・資格取得対策本が人気
大学生の購買データをもとに、4月から5月までの書籍単体の販売数のランキングを学年別に見ると、2022年に卒業を予定している現在大学3年生の学生は、就職活動対策関連本と語学試験であるTOEICの対策本がトップ10の全てを占める結果となった。大学3年生時に就職活動に備える学生が多いことが分かった。
その他の学年の回答を見ると、ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」の攻略本等も人気を博すなかで、TOEIC対策本や簿記などの資格取得対策本が多くランクインした。資格取得を目指すため、在宅期間を勉強にあてる学生が多くいることを示唆する結果となった。
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「漫画(コミック)部門」を除く「本ジャンル」で、4月1日から5月31日までの販売データをもとに集計