扶桑社が6月27日に発売した復刊第1号『cookpad plus(クックパッド プラス)』2020年夏号が大きな反響を呼んでいる。「雑誌POSセンター」での実売率は発売から7日目で50%超を記録し、最終仕上がりは90%以上と予測。リアル書店では完売店が続出し、ネット書店においても初回搬入分が即完売するなど、好調に推移していることから、同社は発行部数12万部が完売すると見込んでいる。
同誌は料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」とのコラボ料理を中心としたライフスタイル提案雑誌。今回の特集は「夏の“殿堂入り”ベストレシピ」で、復刊を記念し、クックパッドプレミアム会員だけが見られる「殿堂入り」レシピを掲載している。
また、付録は「ムーミンのハンディ扇風機」。人気キャラクターのリトルミイ、ムーミン、スナフキンがプロペラとグリップに描かれている。発売に合わせ、YouTubeで動画も公開された。
編集長の新井教子氏は、「クックパッドが料理レシピサービスを始めて約20年。これまでとガラリと暮らしが変わってしまいそうな、まさに今、『cookpad plus』は新たなスタートを切ります。こんな時代だからこそ、今日を生きる基本でありホッと安らぎをもたらす 『料理すること、食べること』を、心から楽しんでいただけるような提案をしていく」とコメントを寄せている。
同誌はクックパッドとセブン&アイ出版の共同事業によって2018年に創刊。19年12月にセブン&アイ出版の事業終了にともなって2020年冬号で休刊した。その後、扶桑社が同誌の復刊を発表。不定期刊で年4回の刊行を予定している。