ニュースパーク(日本新聞博物館、横浜市)は7月18日から、緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」を開催している。9月27日まで。展示では、感染拡大を伝えた新聞報道のほか、疫病や民間信仰に関する明治時代以降の紙面を紹介。東京写真記者協会の協力で、コロナ禍で一変した社会を捉えた報道写真も展示する。
新型コロナウイルス感染拡大の過程では、情報(インフォメーション)と、感染症の急速な流行(エピデミック)を合わせた「インフォデミック」と呼ばれる事態が起こり社会を混乱させた。
ニュースパークでは「これは、真偽ないまぜの情報が瞬時に大量に拡散されるSNS時代を象徴する現象。いまだ感染は収束せず、事態は進行形だが、『情報と新聞』の博物館として、常設展示で訴えてきた『情報を見極める力の大切さ』とメディアの役割について、考えてもらう機会を提供したい」としている。
開館時間は、感染症拡大防止のため、予約制・1日3回の入れ替え制を実施している。詳しくはウェブサイトまで。