アメリカのマンガ賞「第32回ウィル・アイズナー コミック・インダストリー・アワード(アイズナー賞)」の授賞式が7月24日(現地時間)に開かれ、最優秀アジア作品賞を英語版の白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』(講談社)と松本大洋『ルーヴルの猫』(小学館)が受賞した。
最優秀ユーモア賞は、おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社)に贈られた。同賞を日本人が受賞するのは田中政志『ゴン』以来で、22年ぶりの快挙となった。
アイズナー賞は過去一年間で優れた業績、活動を残した国内外のコミック作品とアーティストを表彰する賞で、“コミック界のアカデミー賞”とも言われている。
最優秀アジア作品賞は、アメリカで翻訳出版された海外コミック(アジア部門)の中で最も優秀な作品に贈られる賞。過去には手塚治虫氏や水木しげる氏などの作品が受賞している。