中部地方を中心に店舗展開する三洋堂書店は7月28日、書籍の要約文をアプリで配信するITベンチャーのフライヤーとビジネス書の販促で提携すると発表した。今回の提携では、両社共同のフェア専用棚を各店に開設し、来店者が本に付けられたPOPのQRコードを手持ちのスマートフォンで読み取ると、各書籍の要約が「立ち読み」できる新施策を展開する。
本の大枠をつかめるようにすることで、来店者の興味を引き、購買意欲を高めることが狙い。フェア取り扱い書籍の売り上げを店舗平均で前月比1・4倍に引き上げるとしている。
共同フェア第1弾は「スキルアップ」と「時短」
第一弾のフェアでは、フライヤーの要約アプリ・サイトの最新(6月)閲覧数ランキングを分析し、コロナ禍で注目を集める「スキルアップ」と「時短」に関する本を10冊並べる。
初回は三洋堂書店の計60店舗(愛知20、岐阜21、三重6、関西9、関東2ほか)で8月1日から一斉に開始し、9月30日まで実施する予定。その後もフライヤーのアクセスランキングをもとに、フェア内容を2カ月に一度の予定で入れ替えながら実施する。