出版ワークス コロナ禍対応の書店支援制度を延長

2020年8月24日

 児童書版元の出版ワークス(神戸市・工藤和志社長)は、「コロナ禍による書店支援」として実施している特別販売報奨金制度の延長を決めた。

 

 すでに「学校・図書館等のおすすめ書籍」一覧とともに、約1900の書店に対して今年5~12月期限の報奨金制度の案内を送付済みだが、コロナ感染拡大が続いていることを考慮し、新たに申し込みを希望する店舗については、来年6月末を期限として制度を延長することを決めた。

 

 同制度は、事前申し込みのうえ、同社が用意した専用集計用紙と販売済みスリップを返送した店舗を対象に、売り上げの一部を還元する。現在報奨金は基本1冊につき100円だが、作品によっては200~300円の設定もあり、『コアでいいのだ!赤塚不二夫』(本体1万円)などは報奨金2000円を設定している。

 

 工藤社長は、「出版不況が続く中で、新型コロナウイルス感染拡大による経済の落ち込みという出版業界の苦難を乗り越えるため、守るべき砦となるのは書店の皆様方だ。多くの作品を子どもたちに届け続けるために、書店様と手を携えて苦難を乗り越えたい」とコメントしている。

 

 問い合わせは営業部・小野龍生さんまで(電話078-200-4106/メール:sales@spn-works.com)

 

【櫻井俊宏】