創元社 記念日ガイド第4版『すぐに役立つ366日記念日事典』を発刊

2020年8月25日

□四六判並製/592㌻/上下巻各本体1500円

 

 創元社(大阪市・矢部敬一社長)はこのほど、日本記念日協会に登録されているさまざまな記念日を見やすく収録した『すぐに役立つ366日記念日事典 第4版【上下巻】』(日本記念日協会・編/加瀬清志)を発刊した。

 

 同書は、日本の伝統的な記念日や国民の休日、暦に加え、企業・団体・個人が登録している1年366日の記念日2362項目を収録し、その由来やエピソードをわかりやすく解説している。

 

 4年前に発刊して好評を得た第3版から収録数が約850増え、1年間の前後半2分冊とした。レファレンスとして優れた内容で、食やファッション、健康、歴史など有形無形さまざまなジャンルが掲載されており、実用書としてだけでなく、読み物としても興味深い作品。

 

 同協会代表理事で、記念日をテーマとした講演、企業などのPRアドバイザーとして活躍する加瀬氏が編集を担当し、前版以降、新たに登録された記念日を収録するとともに、これまでの収録項目の見直しを行った。生き物の特性を記念日に落とし込んだ雑学的なものや、乳がんが多い猫の検診・早期発見を啓発するキャットリボンの日(10月22日)など、見過ごされてきた意義に気づかされる項目も数多くある。日常生活や朝礼などでの話題、記念日設定による企業PRの参考書としても活用できる。

 

 同社編集局の古賀千智さんは、「ここまで幅広く記念日を網羅している類書は見当たらない。読者層は幅広く、趣味・実用書コーナーをはじめ辞典、ビジネスほか多面的な展開をお勧めしたい。図書館などでの根強い需要も見込んでいる」と推奨している。

【櫻井俊宏】